お子さまの輝く未来のために
今からできる、かけがえのないプレゼント
~綺麗な歯並びで、自信のある笑顔を~
子どもの矯正治療を考えるタイミング
お子様によってふさわしい治療開始時期は様々ですが、歯の生えかわりが始まった頃がひとつの目安といえます。下記のような時、早めにご相談いただくことで負担の少ない治療方法を選択することが可能となる場合があります。
- 上の前⻭が前に出ている
- 受け口になっている
- ⻭と⻭の間の隙間が目立つ
- でこぼこがある
- 生まれつき歯の本数が少ないことがわかった
- 過剰歯(必要のない歯)が見つかった
- 歯が生えてこず、顎の中で良くない向きに埋まっている
「今、お子様の歯と顎の成長に対して何かできることがあるのか知りたい」という方には、一度初診相談を受けていただくことをお勧めします。
子どもの矯正治療について
子どもの矯正は、下記の2段階からなります。
- 第1期治療
-
3~8才頃に行います。特に、乳歯と永久歯が混じった時期の治療では、ワイヤーを使用した治療を短期間で行います。
- 第2期治療
-
第1期治療を経て永久歯が生え揃った、小学校高学年から中学生頃に行います。成人向けの矯正と同じ装置を使って歯を動かしていきます。詳しくは、大人の矯正治療をご覧ください。
※永久歯が綺麗に生えてきた場合は、第1期治療だけで矯正治療が終了となることもあります。
子どもの矯正治療のメリット
コンプレックスの解消
早い時期に歯並びを改善することはコンプレックスの解消につながり、健全な精神発達の環境を整えてあげることができます。特に前歯がコンプレックスの子は、早期に改善してあげることで笑顔が増えます。
顔のバランスを整える
子どもの時期に顎は成長していきます。噛み合わせの悪い状態を放置しておくと顎の成長に偏りが生じてしまい、顔のバランスが崩れる可能性があります。子どもの時期に矯正を行い、噛み合わせを改善しておくことで顎の骨がバランスよく成長するように促します。
永久歯が悪い方向に生えるのを防ぐ
歯の生え変わりの際に生じる隙間を正しく整えてあげることで、永久歯が悪い方向に生えるのを防ぎます。
早めの対処で治療期間が短く済む
第1期治療から小児矯正をスタートできれば、第2期治療では大掛かりな治療が不要になるほか、第2期治療そのものが不要となる場合もあります。
抜歯の可能性が減る
子どもの時期に矯正を行うことで、矯正のための永久歯抜歯の可能性を減らすことができます。
噛み癖を治す
指しゃぶりや爪を噛むなどの癖は、噛み合わせや発音、噛む・飲み込むなどのお口の機能や健康にも大きく影響します。子どもの頃に身についてしまった癖は、大人になっても抜けないものです。
当院では、指しゃぶりや爪を噛むなどの癖を無くすための指導も行います。歯列矯正と並行しながら顎の発育に悪影響を及ぼす癖を正すことで、健やかな成長を促すことができます。
子どもの矯正治療のデメリット
お子様の協力が不可欠
小児矯正に使用する装置のなかには、家庭でお子様本人に装着してもらうタイプのものがあります。治療に協力的でない場合には、良い治療結果が出にくくなることがあります。
虫歯になりやすい
矯正治療中は、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがあります。
子どもの矯正装置の種類(第1期治療)
子どもの矯正(第1期治療)で使用する装置の種類はたくさんあります。
お子様の成長や歯の生え変わりのタイミングに合わせて、適切な装置による治療をご提案します。
マルチブラケット
※当院では基本的に
白い装置を用います
マルチブラケットとは
マルチブラケットという装置を歯の表面に接着させ、そこにワイヤーを通すことで歯の移動を行います。一番多く使用されている装置で、子どもの矯正治療でも非常に有効です。子どもの矯正治療では治療が必要な歯にマルチブラケットを接着し、比較的短期間での治療が可能です。
メリット
- ワイヤーを用いて矯正するため、あらゆる症例に対応できます
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)と比較して、歯の移動速度が速いです
デメリット
- 矯正装置が目立ちやすいです
- ワイヤーの力で歯を引っ張り移動させていくため、痛みを感じることがあります
- 慣れるまで歯磨きがしにくいです(不衛生になると虫歯のリスクが高まります)
矯正装置のシルバーの見た目が気になっていた保護者様へ
当院では、白い素材で作られたマルチブラケットを使用します。さらに、ホワイトワイヤーを極力用いることで目立たないように治療を行います。矯正装置のシルバーの見た目が気になっていた方も、お気軽にご相談ください。
ムーシールド
ムーシールドとは
受け口(反対咬合)を改善する装置です。受け口とは下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせのことです。主に就寝時に専用マウスピースをつけることで、舌や筋肉の状態を整え、受け口を改善します。
メリット
- 痛みが少ないです
- マウスピース型のため、取り外しが自由にできます
- 就寝時の使用のため、子どもの負担やストレスが比較的少ないです
デメリット
- 成長によって受け口が戻ってしまうことがあります
- 舌や口の周りのトレーニングが治療に強く影響します
- 効果が出やすい時期が限られています
プレート(拡大床)
プレート(拡大床)とは
床矯正(しょうきょうせい)とも言われ、取り外しができるプレート(床)により、歯の移動と、顎の骨の拡大を行う矯正治療です。
メリット
- お手入れが簡単です
- 食事がしやすいです
- 治療に伴う痛みが少ないです
デメリット
- 効果を出すために装着時間を管理する必要があります
- 発音がしにくくなります
- 違和感や異物感が大きいです